PostgreSQLの起動とクライアントからの接続
PostgreSQLの起動の方法と、クライアントからPostgreSQLへ接続する手順について解説します。
PostgreSQLがどうのようにサービスとして起動しているか確認する
PostgreSQLはインストールが完了した段階でサービスとして自動的に起動されています。どのようにサービスに登録されているのかまず確認してみます。Windows10の場合、デスクトップ左下にあるスタートメニューを右クリックし、表示されたメニューの中から「コンピュータの管理」をクリックして下さい。
「コンピュータの管理」画面が表示されます。左側メニューの中の「サービスとアプリケーション」の中にある「サービス」をクリックして下さい。
「サービス」に関する情報が表示されます。(見にくいので「表示」メニューの中の「カスタマイズ」を選択し、「コンソールツリー」を非表示にしてます)。
「名前」の欄に「postgresql-x64-10」と書かれた行を探します。
「postgresql-x64-10」をダブルクリックして下さい。PostgreSQLサービスに関するプロパティが表示されます。
「スタートアップの種類」が「自動」に設定されているのでWindowsが起動する時に自動的にPostgreSQLもサービスとして開始されます。手動でPostgreSQLの起動を行いたい場合は「スタートアップの種類」を「手動」に変更して下さい。
また実行ファイルのパスは次のようになっています(長いので途中で改行しています)。
"C:\pg\PostgreSQL\10\bin\pg_ctl.exe" runservice -N "postgresql-x64-10" -D "C:\pg\PostgreSQL\10\data" -w
「OK」をクリックしてプロパティの画面を閉じて下さい。
クライアントからPostgreSQLに接続する
続いてクライアントからPostgreSQLへ接続を行ってみます。コマンドプロンプトを起動して下さい。(コマンドプロンプトの使い方については「コマンドプロンプトの使い方」をご参照下さい)。
psqlはコマンドベースでPostgreSQLに対する操作を行なうツールです。次のように入力し[Enter]キーをクリックして下さい。
psql -U postgres
「postgres」ユーザーのパスワードの入力待ちとなります。インストール時に設定した「postgres」ユーザーのパスワードを入力し[Enter]キーをクリックして下さい。
正しく入力できれば次のようにPostgreSQLに接続した状態となります。
切断する場合は「\q」と入力してから[Enter]キーをクリックして下さい。PostgreSQLとの接続が切れます。
今回解説したクライアントからPostgreSQLに接続することで、データベースやテーブルの作成などを行うことができます。
( Written by Tatsuo Ikura )

著者 / TATSUO IKURA
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