データベースのバックアップと削除
SQLite で作成したデータベースのファイルをコピーする方法でバックアップを行う方法、そしてデータベースを削除する方法について解説します。
(Last modified: )
データベースのバックアップ
SQLite ではデータベース毎に1つのファイルを作成し、全ての情報はそのファイル内に格納されます。その為、特定のデータベースのバックアップを作成するには、そのデータベースで使用しているファイルを単にコピーするだけで行うことができます。
では実際に試してみます。現在 myfriend.sqlite3 データベースが作成されています。
myfriend.sqlite3 データベースに接続します。
sqlite3 myfriend.sqlite3
.tables コマンドを実行してデータベースの中に作成されているテーブルを確認すると user テーブルと address テーブルが作成されています。
それではデータベースとの接続をいったん切ってください。そしてエクスプローラー上で myfriend.sqlite3 ファイルをコピーして別の名前 myfriendbackup.sqlite3 として保存します(ファイル名はなんでも結構です)。
これで元のデータベースと同じデータベースが作成されました。ではバックアップとして作成された myfriendbackup.sqlite3 データベースに接続し、 .tables コマンドを実行してデータベースの中に作成されているテーブル一覧を表示してみます。
元のデータベースと同じテーブルが作成されていることが確認できました。簡単に確認しただけですが、データベースが複製されていることがお分かり頂けるかと思います。このように SQLite ではデータベースのデータが格納されたファイルをコピーするだけでバックアップを作成することができます。
なおバックアップを行う方法としては .bakcup コマンドと .restore コマンドを使った「データベースのバックアップとレストア(.backupコマンド / .restoreコマンド)」も用意されています。
データベースの削除
SQLite ではデータベース毎に1つのファイルで独立して管理していますので、データベースを削除したい場合はデータベースを保存しているファイルを削除してください。SQLite 上から何かする必要はありません。
( Written by Tatsuo Ikura )
著者 / TATSUO IKURA
プログラミングや開発環境構築の解説サイトを運営しています。